USECASE ホットメルトの用途・実用例

ホットメルト接着剤が活躍する代表的な用途を、業界別・温度特性別に分かりやすくご紹介します。

用途例のイラスト

用途や環境に合わせて選べるホットメルトラインナップ

低温タイプのイメージ画像

低温タイプ

発泡スチロール・スポンジ等に最適。120〜140℃で溶融。

耐熱タイプのイメージ画像

耐熱タイプ

高温環境対応。UL94V-0難燃仕様。

PURタイプのイメージ画像

PURタイプ

強接着・高耐熱・無溶剤。湿気と反応することで優れた接着効果を発揮。

用途・実用例

Packing(包装・封函)のアイコン

Packing

包装・封函

ホットメルト接着剤は、ダンボール箱や化粧箱の封函はもちろん、発泡スチロールなどの緩衝材固定にも広く使われています。梱包ラインの省力化や作業時間の短縮に貢献し、物流現場や倉庫、出荷センターなど、包装・封函のさまざまなシーンで活躍します。

用途例

  • ダンボール箱・化粧箱の封函
  • 発泡スチロール緩衝材の固定
  • POP ディスプレイ・什器の組立
  • 輸出梱包・長距離輸送用の固定
  • 紙袋・折箱・ギフト箱の接着
Woodwork(木工・家具)のアイコン

Woodwork

木工・家具

木工・家具分野では、ホットメルト接着剤は部材の組立から補修まで幅広く利用されています。椅子やテーブル、タンス、ソファーなどの一般的な家具はもちろん、鏡台やキャビネットなどの装飾性の高い製品にも対応でき、現場での小回りの利く接着ツールとして重宝されています。

用途例

  • 家具フレーム・引き出しの組立
  • 木口テープ・面木の固定
  • 取っ手・金具の固定
  • 鏡台・キャビネット部品の接着
  • 木工品のひび割れ・穴埋め補修
Architecture(建築・内装)のアイコン

Architecture

建築・内装

建築・内装分野では、断熱材フォームの接着やタイル・床材の仮固定、防水シールの補修などにホットメルト接着剤が使われます。また、木部・フローリング補修用として使用可能な特殊なホットメルトもございます。内装仕上げ工事や展示会ブース・仮設ステージの施工など、現場での作業効率を高めたい場面でも役立ちます。

用途例

  • 木部・フローリング補修用
  • 断熱材パネル・フォームの固定
  • タイル・床材の仮固定
  • クラック・すき間のシール補修
  • カーペット・畳のほつれ止め
  • 展示会・仮設装飾の仮固定
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Assembly(製造・組立)のアイコン

Assembly

製造・組立

各種製造・組立工程でも、ホットメルト接着剤は部品の仮固定や補強、ケーブル処理などに活用されています。乾燥待ち時間がほとんど必要ないため、ラインの停止時間を抑えつつ、安定した品質の確保に貢献します。

用途例

  • 木型・治具の組立と仮固定
  • 砂型・鋳物用パターンの固定
  • 自動車内装フェルトの固定
  • アルミケース・楽器ケースの緩衝材固定
  • ハーネス・ケーブルの固定結束
Electronics(電子部品向け)のアイコン

Electronics

電子部品向け

電子部品分野では、基板上の部品固定やハンダ付け部の補強、コネクタ周辺の防振・絶縁用途などにホットメルト接着剤が使われています。高耐熱タイプや難燃性を備えた品番と組み合わせることで、機器の信頼性向上をサポートすることができます。詳細な事例や代表品番は、電子部品向けの特集ページで紹介しています。

用途例

  • プリント基板上の部品固定
  • ハンダ付け部の補強・防振
  • コネクタ周辺の封止・ストレス緩和
  • 部品カプセル化・ポッティング
  • 小型電子機器内部の固定
耐熱ホットメルト特集ページへ
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Foam / Resin

発泡スチロール・樹脂素材

発泡スチロールや薄い樹脂板など、熱に弱い素材の接着には低温タイプのホットメルトが適しています。塗布温度を抑えることで素材へのダメージを軽減できるほか、火傷リスクの低減にもつながるため、作業者の安全配慮にも役立ちます。発泡体や樹脂トレイ、ディスプレイ什器の組立など、軽量素材を素早く固定したい場面で活用されています。

用途例

  • 発泡スチロール緩衝材の固定
  • 発泡トレイ・ケースの組立
  • 看板・ディスプレイ什器の固定
  • 宅配・通販用梱包資材の固定
  • 薄肉樹脂パーツの接着
低温用ホットメルト特集ページへ

用途別ホットメルトに関するよくあるご質問

低温タイプ・耐熱タイプそれぞれの特徴や、どのような素材に向いているかについて、代表的なご質問をまとめました。

発泡スチロールにホットメルトを使えますか?

発泡スチロールなど熱に弱い素材には、120〜140℃で使用できる低温タイプのホットメルトが適しています。溶かさずに接着でき、模型や梱包、簡易補修などに使用されています。素材や条件によって最適なグレードが変わるため、迷う場合は一度ご相談ください。

電子部品に使えるホットメルトはありますか?

電子部品には、難燃性規格 UL94 V-0 に対応したホットメルトや、耐熱性の高いポリアミド系ホットメルトがよく使われます。絶縁性や耐熱性など、求められる条件に応じてグレードを選定する必要があります。

接着した部分が30〜60分ほど高温になる環境でも使えますか?

はい、918A や 7785 といった耐熱性能の高いホットメルトがございます。実際の温度条件や負荷により適したグレードが異なりますので、サンプルをご提供のうえ、実機でテストしていただくケースが多いです。

高温環境で溶けにくいホットメルトはありますか?

はい、耐熱タイプのホットメルトが適しています。連続して120〜150℃程度の環境でも溶けにくいグレードがあり、電子部品や車載部材など高温条件で使用される部品の固定に使われています。

低温タイプと高温タイプの違いは何ですか?

主に使用時の溶融温度が異なります。低温タイプは約120〜130℃、高温タイプは約160〜200℃で使用します。低温タイプは発泡スチロールや一部の樹脂など熱に弱い素材向け、高温タイプは木材・金属・耐熱が必要な用途向けに使われます。

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